翻訳には想像力も必要?!

翻訳には、分野によってさまざまな難易度があります。

わたしは現在海外に在住しており、英語を使って何かできないかと思ったときに、翻訳の仕事を紹介していただきました。メールのやりとりを翻訳するのは、会話と同様そんなに難しい語彙がないため、事前の会話内容がわかっていなくても翻訳できます。

一番難しかったのは、会社で使う資料等を翻訳するときです。最初のうちは仕事を与えられたらすぐに作業に取り掛かっていたのですが、もちろん翻訳しているとわからない単語が出てきました。そのため、その単語がどんな意味を持ちどんな分野で使われるのか一つ一つ当てはめてチェックしていかなければなりませんでした。しかし何回かそういった資料を翻訳していて気付いたのは、まずその会社がどんな会社で、どんな分野に関する資料なのかを把握すれば、単語の意味も絞られていくということです。そのため、いくら早く仕事を提出しなくてはならないときでも、正しい翻訳を仕上げるためにこの事前チェックは欠かせません。

また、翻訳は学校で習った文法が必ずしも当てはまるわけではありません。同じ意味の文章でも国や会社によって使いまわしや表現など異なりますし、独自の単語などもあり、ただ単に言語を翻訳するだけならグーグルといった翻訳サイトでもできますが、上記のようなものはプラスアルファで調査したり、前後で使用した文章を考慮して「こういった意味かな」などといった、機械にはできない想像力も必要となります。

最初のうちは少ない資料でも時間をかけなければ翻訳できませんでしたが、数をこなすとボキャブラリーも増え、使われるシチュエーション数も増え、次の翻訳に使える知識が増えていきます。最終的には経験数が仕事に影響しますので、最初のうちは大変ですが、あきらめずに粘り強く頑張ることをお勧めします。